ビールが痛風の要因ではない!?本当の原因と予防法!!

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酒を飲む機会が増え、
ビールを飲む人も多いです。
ビールといえばプリン体が多く含まれているので、痛風の原因が通説です。
実は、
プリン体を含む食品の代表のように言われるビールですが、ひときわ多くのプリン体を含んでいるわけではありません。
風が吹いても痛いと言われるほど、激しい痛みを伴う痛風ですが、
2~3日で痛みは軽くなり、治療を受けなくても1~2週間で症状がおさまります。
そのまま放置しておく人も多いですが、放置を続け悪化すれば死に到る深刻な合併症を引き起こす可能性もあります。
痛風とは血液中の尿酸が多くなりすぎて関節炎を起こす病気です。
足の親指に激しい痛みをおこす痛風発作が典型的です。
プリン体を多く含む食品を多く摂りすぎることなどが原因です。

足の親ゆびのつけ根以外に、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることもあります。
放置すると腎臓などの内臓も侵します。
痛風にはプリン体摂取を控えるというのが一番の対策のように思われていますが、
プリン体は体内にも存在し、食事などで体外から摂取する量は全体の2~3割程度といわれています。
昨今、
20代・30代の若い年齢でも、痛風になる人が増えています。
国内の痛風患者は約100万人。
24年前から約4倍に増えました。
生活習慣の変化で若年化が進んでいるのも特徴で、
今や発症年齢のピークは30代です。20代の痛風患者も珍しくありません。
昔は、
痛風患者100人中に女性は1人程度の割合でした。
しかし、最近では食生活の変化などで、痛風の女性患者が増えています。

足の指がムズムズする・関節がうずく、歩いていて靴が合ってない感じがするといった感覚が、その前兆にあたります。
「ビール=痛風になる」は一概にいえません。。
実は、
一緒に食べる物こそ注意が必要です。
お酒も飲まず飽食もしない人でも痛風になってしまう方もいます。。つまり、痛風の背景には「尿酸が増えやすい」という
体質的な要素があるわけです。
プリン体はウィスキーや焼酎などの蒸留酒にはほとんど含まれず、お酒の中で最も多く含まれるのがビールだったためです。
さらにプリン体を多く含む食品には、
レバー、魚の卵、干物などもあります。
果糖には尿酸を増やす作用があるので、ジュース、糖分入りの缶コーヒー、スポーツ飲料などにも注意が必要です。
また、
豚骨と魚介がスープのラーメンは大量のプリン体が含まれています。
だから、痛風の人にとって悪いのはビールではなく、酒のツマミや飲んだ後のラーメンだといえます。
鶏レバーやカツオのプリン体含有量はビールの約50~100倍。
何も原因はビールだけではないのです。
ただし、
ビール中のプリン体は体内への吸収が良いことやアルコール自体に尿酸を増加させる働きがあるため飲み過ぎは注意です。
一番の対策は、
尿酸をきちんと排出させることです。つまり水分補給です!
日常的にこまめに水分を補給する事が大切です。

痛風を予防するにはプリン体を避けるより、
尿酸をきちんと排出させることが大切です。アルコールの過剰摂取は肝臓を疲弊させるため、
窒素を処理しにくくする可能性はあるそうです。
ビールを我慢するより第一に水分補給を怠らないこと、そしてウォーキングなど適度な運動を欠かさないことです。

プリン体の多い食品を一度に食べ過ぎないようにし、尿酸を排出するために1日2リットルの水分を補給する。
また、
過剰な肉体的ストレスは尿酸値の上昇をします。
激しい運動を避ける。肥満の人の約70%は痛風の傾向があるので、普段から太らないように気を付けて規則正しい生活するのが予防の第一です。