靴を脱いだ時、大変!!女性の方が5倍臭いなんて! 足の臭いを防ぐコツ

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寒い季節になるとブーツを履く女性が増えます。
革靴と靴下をはいた男子と、
ブーツとストッキングをはいた女子の臭い菌の増殖率を比べると
午前と午後で男子は増殖率4倍だったのに対して、女子はなんと23倍だそうです。ブーツとストッキングを履いた女性の足は、革靴と靴下の男性に比べ、5・8倍も臭くなりやすいそうです。

何故、足が臭くなるかはは?
足の裏には汗腺が集中していて、1日にコップ1杯分の汗をかきます。
足にかいた汗を放置しておくと、皮膚の常在菌によって分解され、脂肪酸になってイヤなニオイを発します。汗は基本的に無臭ですが、菌により臭くなります。
臭いの原因となるのは、表皮ブドウ球菌やいわいるバクテリア、コリネバクテリウムといった細菌です。親指の足の爪には垢がたまりやすい上、足裏は意外に汗をかきます。靴や靴下を履くことで蒸れやすいので、雑菌の繁殖には最適です。

爪も臭いの原因の一つで
足の臭いの原因である皮膚常在菌が放つ「イソ吉草酸」が非常に落ちにくい物質であることも原因の一つです。

ブーツの中は密閉され、湿度95%以上、温度は32℃以上です。雑菌やバクテリアが繁殖する最高の環境となっています。ブーツの寒さ対策のための作りが、湿度さえも逃さない作りとなっているので、蒸れます。ブーツは靴の中の温度を逃さない作りになっています。

足の悪臭を防ぐためのコツは、靴選びからです。
湿度や熱気を完全に抜くには24時間以上乾燥した状態を保つ必要があり、同じ靴を毎日履かないようにすることです。サイズの小さい靴を履いて歩くと足にストレスがかかり、発汗を促す原因になります。
サイズが大きい靴もよけいな摩擦がかかることで、汗を出して足が滑るのを防ごうとします。合皮やゴムで作られた靴は、通気性が悪く蒸れやすいためできるだけ避けたほうが良いです。

臭いの原因となる湿気を防ぐためのコツは、
ブーツの表面に、革用(ムートンブーツならスエード用)の防水スプレーをまんべんなく吹きかけることで余分な湿気を防ぎます。靴の内側にも防水スプレーをすると、汗が染み込まないようにできます。足の裏から出る汗を効率よく吸い取り、蒸れを防ぐ効果があるインソールを使うのも、臭いを防ぐ上で大切です。
靴の中に10円玉を入れておいたり、使用済みのカイロや乾燥剤を入れて湿気を取っておくことで臭いの原因を予防してくれます。足の臭いが一度靴に移ると、再び靴を履いた際にまた足に移るという悪循環になります。

普段のバスタイムから、足の臭いを防ぐようにすることです。
保湿成分が足に残ってしまうと、汗が発散されにくくなり蒸れの原因になるため、足を洗う際には、保湿成分の多いボディーソープではなく固形石鹸などの使用が良いです。指の間は洗い漏れが多く、古い角質や雑菌が残ってしまいがちなため、指の間は手の指を使ってしっかり洗い、泡でカバーし、しばらく置いてから流す「泡パック」をするといいでしょう。

足汗は塩化アルミニウム系の制汗剤でピタッと止めることができるため、靴を履く前に制汗剤を塗ったりスプレーするといいかもしれません。