便秘もくさい汗をかく理由!とそうならないためのポイント!

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女性を悩ませるのが汗のニオイです。女性だけではないでしょうが・・・
汗は昔と比べて臭くなっているようです。臭う汗とは、
大きく別けて2つに分類されます
・エクリン腺から出る汗
・アポクリン腺から出る汗の2種類に分けられます。いわゆるワキガなどの嫌な臭いはアポクリン汗が原因です。

アポクリン汗はアルカリ性で水分は70%~80%です。白い乳白色をしており、脂質やタンパク質が多く含まれています。これらの成分を雑菌が分解する時、汗の臭いとは違う、ツーンとしたワキガ臭が発生するのです。アポクリン腺の数は生まれた時にすでに決まっており、思春期から活動を開始すると言われます。においの強い人は一般的にアポクリン腺の数が多く、ひとつひとつの粒も大きい傾向がみられます。
エクリン汗腺からでる汗はほとんどが水です。エクリン汗腺から分泌されたエクリン汗、これが普段われわれが「汗」と呼んでいるものです。
身体は体温が上がりすぎると、脳がエクリン腺へ汗を出すよう命令します。エクリン腺から分泌される汗は、そのほとんどが水ですから、基本的に汗そのものが臭うということはありません。
汗の臭いは、汗を放っておくことで雑菌が繁殖し発生します。
汗をかいてから雑菌が繁殖して、臭いが発生するまでには、おおよそ1時間程度かかります。
つまり、
臭う汗になるまでには、1時間くらいのタイムラグがあるので、
かいた汗は拭き取ることで十分対応できるはずです。
しかし、
時間が経たなくても臭う汗をかく人が増えているそうです。
かいたばかりの汗がすでににおうということです。
その理由は、
汗自体にニオイをつくる成分を含んだ汗をかく人が増えているからです。
重炭酸イオンです。これは汗をアルカリにして細菌の繁殖を助長して、汗くささを強くする成分です。
玉菌は、酸性よりもアルカリ性の環境を好む性質を持っています。良い汗はアルカリ成分の重炭酸イオンが少ないため「酸性」で皮膚表面にて雑菌が繁殖しにくいためニオイになりにくいのです。
現代人は、
一年を通じて、空調の効いた部屋にいることが多く、夏でも汗をかく機会が少ないため、汗腺の機能が低下しています。
汗腺が衰えてしまった不健康な体の場合、ミネラルとニオイ成分が再吸収されないまま汗をかいてしまいます。
汗をにおわないものに変えるためには、汗腺がきちんと働いていて、普段からいい汗を流せていることです。
つまり、
汗腺を健康にしてあげればいいということです。
普段運動によって汗をかくことが習慣になっている人は、 同じ汗をかいても比較的さらっとしています。運動をしていれば、汗の成分はとてもサラサラで水に近いので、アルカリ性も少なく、酸性の汗になって雑菌もそれほど繁殖せずにすみます。体臭が気になる人で運動不足だと感じている人は、まずは運動を行い代謝を上げ老廃物を外に出すようにすることで改善できる事もあります。
お風呂で気持ちのいい汗をかくことは、汗腺の機能を正常化させ、汗のにおいを軽減するために欠かせないことです。
汗腺を正常に機能させるために必要なのは、いい汗をたっぷりとかくことです。汗のニオイを徹底的に抑えるためにも、シャワーだけで終わらせず、湯船につかることです。いい汗体質には、岩盤浴やヨガも有効です。
岩盤浴は、遠赤外線とマイナスイオン効果で汗がサラサラになります。
ヨガも体の巡りをよくして発汗を整えます。
夏前の5月くらいから、汗腺のトレーニングをすることで、汗腺の機能を高め、能動汗腺を増やすことです。

実は、その他にも汗の臭いは便秘とも深い関係があります。
内臓の不調が原因で汗が悪臭を放つことも有り、その中の一つが便秘です。
便秘になってる人の場合、体からオナラ臭い体臭を放って場合が多々あるからです。便秘中の汗の臭いは、腸内で発生して血液中に流れ込んだ様々な腐敗物質によるものです。
腸内で腐敗した便や老廃物は、
ガスやげっぷとして体外に排出されますが、腸の血管からも吸収されます。
つまり
おならの成分が血液中に流れ込むということです。血液中の有害物質は、皮膚組織へ移行し、汗や皮脂と一緒になって体表皮に分泌され、体臭として周囲に臭いを拡散させることになります。
便の臭いだとはっきり分かりますが、そうでなくても普通の汗臭さとは別の臭いだと感じられることも多いようです。
体臭予防と便秘の解消には似通った部分が多いので、体臭予防に気をつけていれば、便秘も自然と解消されやすいです。