寝かせカレーも怖い「食中毒」!障害が残ることも!?

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食中毒も障害を残す細菌もあるというようです。
腹痛・嘔吐・発熱という症状は、死亡に至ることは無いようです。感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。

約7割は回復するが後遺症で歩行に介助が必要となる人もいるようです。
ギラン・バレー症候群の患者の約3割がカンピロバクターが原因です。

・鶏肉のカンピロバクター
井戸水にも含まれてるようです。十分に加熱せずに食べたこと、または肉を取り扱った手指を介して他の食品に付着したりなど、特定の要因が食中毒につながります。
鶏肉を生で提供する飲食店があるが、カンピロバクターに汚染されている場合は、鮮度に関係なく食中毒になります。
細菌のいない鶏肉はなく、生で食べて絶対大丈夫というものはありません。食べる前に肉の内部の色を見て、火がきちんと通っているかを確認すべきです。

・寝かせたカレー
およそ10分で2倍に増えるので、8時間後には約281兆倍となり、一晩経ったカレーはウエルシュ菌だらけです。
食中毒症状を引き起こすウェルシュ菌は加熱しても死滅しないため、温め直したものを食べて食中毒になる可能性はある
ここが重要なポイントです。
ウェルシュ菌は増えても、無味無臭で、カレーの味も臭いも全く変わりません。大きな容器で保存すると、空気に触れない量が増えてしまうので、テマがかかっても小分けして冷蔵庫へ保存しましょう。
カレーなど再加熱する場合は、かくはんしながら十分に加熱し食べられる量を調理し、早めに食べきることが望ましいです。

また、キッチンで使われる「ふきん」です。
数個の菌と栄養分が付着するだけで、塩素系漂白剤で消毒済みの台ふきんを含めた全ての台ふきんで食中毒原因菌の急激な繁殖を確認できます。

・スマホの画面
触ることで指に菌が付着し、その手でまた別の場所を触る。スマートフォンはトイレよりも微生物が多いので、それらを使用しながら食事をすると、食中毒になる可能性が高くなります。
病原菌がタッチスクリーンに付着していると3割の確率で指先につきます。それらが目や鼻、口を介して体内に取り込まれる危険性もあります。アルコールは食中毒菌に対して殺菌力を発揮します。使用した台ふきんでも、アルコールを噴霧することで新品同様の除菌状態になります。拭いた場所を瞬時に乾燥させて発育に必要な水分を取り除き、繁殖を防ぎます。ただし持続性がないので、毎日行うと大変効果的です。

そしてヨーグルトで食中毒「耐性」をあげます!
どれだけ注意しても100%菌の侵入を防ぐことは難しいため、日頃からいかに食中毒に強い体をつくるかが最大の予防ポイントです。実際に食中毒菌サルモネラでラクトフェリンの殺菌効果を検証したところ、食中毒菌サルモネラを次々と破壊していました。ラクトフェリンは免疫物質を増やします。これが菌とくっつき、腸管細胞に付着することを未然に防ぐ効果があります。