目薬の点眼!覚えておきたいNG行為!!

Pocket



パソコンやスマホの長時間使用などにより引き起す疲れ目やドライアイは、その対策として、目薬が手放せないという人も多いようです。
実は、やってはいけない行為があります。

・手を洗わずに目薬を使用
使用前にせっけんを使ってしっかり手を洗うことです。手に付着した雑菌などが何かの拍子に点眼瓶のなかに入ってしまうおそれがあります。

・点眼後に瞬きをしてしまう。
ほとんどの人は目薬を差した後に瞬きをします。実はこれ間違っていて目薬はすぐには浸透せず、目の奥にいきわたるまでには少し時間が必要です。

・目を閉じて、しばらくの間安静
目を閉じてじっとすることで、目に成分が浸透します。点眼後は目を閉じて30秒から1分程、目を閉じて安静にします。

・他人の目薬を使用
衛生面に十分気を配って、自分の目薬を使うことです。目薬の容器はスポイト状になっており、点眼部分から、使用者の目脂(めやに)などが混入している恐れがあり、目の病気が移る可能性があります。他人と共用しないのは、自分がこの注意点を守っていても、他の使用者が守っていない場合、同じく目薬が細菌によって、汚染されてしまうことがあります。

・目薬の先を目やまつ毛に接触させる
狙いを定めようとするあまり、点眼瓶の先端を目に近づけすぎていませんか?先端がまつ毛や目やにに触れてしまうと、目薬に雑菌が混じってしまうことがあります。1回に1滴で効果は十分です。目の中に1度に入る薬の量はせいぜい1滴です。したがって、1 回滴数を増やしても、眼内への薬物の移行量に変化はないため、洗浄などの目的でない限り薬効には影響しません。

実は、処方の薬は点眼回数が決まっています。1日に何度も点眼すると、涙の成分が洗い流される、目薬に含まれる防腐剤が目に残って角膜が傷つく恐れもあります

・2種類以上の目薬をさす場合に、間隔をあけること
間隔をあけないと、先にさした薬が後からさした薬に追い出されてしまい、効果が弱まります。その場合の点眼の順位は、一番効果が上がって欲しい目薬を最後にした方が良いいです。使う順番が決められている点眼薬もありますので注意しよう。
余裕をもって、点眼間隔は5分以上あけるようにすることです。

目薬にも「使用期限」はあります。ほとんどの市販の目薬は未開封の状態で約3年です。
ちなみにこの3年というのは、未開封の状態です。
つまり一度目薬を使うために開封してしまえばその使用期限はもっと短くなります。開封することにより空気にも触れてしまうため、菌の繁殖は進んでしまいます。
防腐剤などが入った目薬があるのですが、これも開封することによってその効果を長く維持することは保証されていないため、比較的短い期間で使い切ることがいいです。

「開封後」の使用期限は、開封してから使い切るまでの期限ですが、処方せんで調剤してもらった目薬は1ヶ月程度です。市販の目薬は3ケ月を過ぎたら処分したがいいです。
使用期限が過ぎてしまった目薬は、かなり菌の繁殖が進んでいます。そして目薬の効き目が弱くなっている可能性もあります。

目薬の保存方法は、基本的にはフタをしっかりと閉めた状態で室温は1〜30℃程度で保存は可能です。目薬は高温では成分が分解されてしまうため、基本的には涼しいところに保管することです。
直射日光が当たるところや高温になるところでは目薬を保管しないようにすることです。市販薬は特に冷蔵庫で保管する必要はありません。容器や外箱に書かれている場所を確認してください。