聞き上手な人がやっている6つのテクニック

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聞き上手であることは、人間関係をつくっていく上で、メリットがあります。人間は自分の話を聞いてもらうことで安心を得る生き物です。
また聞き上手の方は自分の話をしっかりと聞いてくれますので、意外と気持ちよく話すことができるものです。相手によく思われたいという気持ちは誰にでもあるものですが、大事にするべきは相手のことを思いやり、考えることです。

実は、うなずいているだけでは、聞き上手ではないようです。聞き上手と聞いてまず思い浮かべるのは、相手の発言に対してうなずいて聞いている場面ですが
これだけでは相手に飽きられてしまいますし、「本当に話聞いてるのかな?」と思われます。何も意識していない人はそっぽを向いていたり、直立不動でリアクションが薄かったりします。

そこで
1.相手に話してもらうことに集中する
聞き上手な人は、自分で話すよりも相手に話してもらうことを常に意識しています。こうすることで相手は話を聞いてくれているという安心感を持ち、親近感もわいてくるのです。

2.相手の話を否定せず、話の内容に関心を持っている姿勢・態度をとることです。
相手の言っていることに対して肯定的な返事をし少なくとも否定的な返事をしないことです。
返事の内容が肯定的であればそれでいいというわけではありません。「自分が関心を持たれている」と思わせるような姿勢、態度を取らなければなりません。
質問に答えた後に、同じ質問を返すことで、より関心を持っていることが伝わります。また相手からの質問に答えた後は、同じ質問を相手にも返すことで、「自分に興味を持ってくれているんだな。」という印象を与えることができます。

3.自分の話にすり替えず、話の中心を相手からずらさないことです。
いつの間にか自分の話にすり替えてしまう人は非常に多くいます。自分のことを話したくなっても、「この話は次の機会に」とぐっと堪えて、話し手を主人公に据え置くことに専念することです。

4.話題に共感し、さらに相手の話を引き出すことです。
話し手の多くの人は、共感してもらうことを求めています。共感できる部分を覚えておき、聞き終えた後に「そうだよね」「私もそう思う」と伝え、共感しているということをアピールするようにすることです。相手に話かけるだけではなく、相手の話も引き出すことです。

5.リアクションをはっきりする。
リアクションをはっきりと表現すると、相手も話しやすくなります。「良い」「悪い」の反応を取られれば、次にどうすればいいかわかります。しかし、反応がないと次にどうしたらよいか悩むことは誰しもあります。「ちゃんと聞いているよ」ということを伝えるために、目をきちんと見て、うなずきは大きく、笑顔することです。

6.沈黙があっても怖がらず、様子を見ながらポジティブな意見を述べることです。
話がはずんでいても、会話に沈黙は付き物です。相手が黙り気味のときに、無理に話題をつなごうとしない勇気もときには必要です。相手はこれから話すことを、じっくりと考えているだけかもしれないからです。沈黙を怖がらず、それでも目線をそらすことなく相手の話に集中しましょう。黙って笑顔で促すというのも効果的です。
話し手が迷っていたり、悩んでいたりする場合は、出来るだけポジティブな意見を述べることです。