実は、口臭は4種類ある!口臭別対策ポイント!

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一般的な成人の男女の7割以上が口臭で悩んでいるようです。やはり
口臭を予防するには、まずその原因をわからなくてはいけません。

口臭は、
「外因的」「心因的」「生理的」「病的」の4種類に分類できます。

1.口に入れたものが臭いの原因。 「外因的口臭」
ニオイの強い食品(ニンニク、ニラなど)を食べた後や飲酒後、タバコによるものです。食べカスが口の中に残って歯垢となり、この歯垢が口の中にある細菌と融合し、腐敗発酵を起こして口臭を発生する原因となります。
歯石をとる前と後では、歯磨き後の口臭が明らかに違います。

2.精神的不安からくる、 「心因的口臭」
口臭がないのにもかかわらず、精神的に心が病んでいる状態の人が思い悩んでしまう、深刻な症状のことを言います。その人の性格や、過去に経験したトラウマなどが原因となってしまうことが多いようです。
心因性口臭のある人の中には、歯科医師などで口臭がないと明言してもらうと、気が楽になって治る人もいます。心理療法士などの診察を受けるほうが良いかもしれません。

3.舌の汚れが原因。 「生理的口臭」
生きている人なら、誰でも体験する、治療の必要ない口臭です。これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。誰にでも起こる口臭のことで、歯磨きなどで口内の清潔を保てば極端に心配する必要はありません。

4.病気からくる 「病的口臭」
虫歯や歯周病(歯槽膿漏)などの口の中の病気や、糖尿病などの全身的な疾患が原因で起こる口臭のことです。
病的口臭の中で一番多いのが、虫歯や歯周病、舌苔、ドライマウス(口腔乾燥症)、口腔癌などの口腔内にみられる病気です。直接的な病的原因があって発生するわけですから、必ず原因治療によって短期で解決します。

やはり、口臭予防には「唾液」が重要なようで食後すぐの歯磨きは危険、食後に3回磨くよりも寝る前の1回では、”口の中の食べカスが歯垢になるまで48~72時間かかるようです。歯磨きのゴールデンタイムは寝る直前になります。寝ている間は唾液の分泌量が大きく減少しますが、唾液には殺菌作用があるため、唾液が減少すると口の中の細菌の数がどんどん増えてしまうんです。だから、寝る前に少しでも細菌の数を減らすことです。