採血がしづらい方に朗報!納得の採血前のコツ!

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血管を見つけにくいひとがよくいます。
採血されるのが苦手、採血するのに血管が出てこずに時間がかかったりします。
採血のときには腕をしばって、手を開いたり閉じたり何度もさせられたり、点滴のときなどは血管が最も見つけやすい手の甲からなどです。

血管が出にくいと、何度も針の挿し直しの確率が増えます。痛みを伴う医療行為ですから、一発で終わりたいです。

ちなみに採血は、肘正中皮静脈で取ります。イメージでは、肘の曲がるほうの内側です。この静脈は比較的太くて皮膚の表面近くを走っていることが多いです。
血管が見つけにくい、採血しづらいのは、

①血管が細い。理由があって血管が細くなった
肘関節の血管が見えないということは、腕全体の血管が細い、血管の細い、太いは身長や顔かたちのようなものです。
運動不足は、血管は細くします。また、血行も悪くなってしまいます。

②この静脈よりも違う場所の静脈が発達している。
肘正中皮静脈が表面的にわからず深い場所を通っていて、他の血管の方がよく目立っている。
肘の外側の橈側皮静脈、手の甲の橈側皮静脈や尺側皮静脈などを使う場合もあります。

③太っている人は、やはり見つけにくい
血管の太さや位置には個人差があります。太っていると採血しにくい場合もあります。採血部位の皮下脂肪のために、適した血管が見えにくいようです。

④血管が老化している
血管老化とは、血管が硬く、厚く、狭くなることです。年をとると血管壁は弾力性がなくなって硬くなり、血管壁が厚くなって内腔が不規則に狭くなったり、部分的に拡張したりします。血管は、加齢とともに硬くなる傾向がありますが、そのスピードには個人差が大きく、同じ年齢でも“血管年齢”は違ってきます。
20代なのに血管が硬くなっている人や、60代でもさほど硬くない人もいます。

採血をスムーズにするには

①身体を温める
マフラーなどで首の太い血管を温めると、個々から腕の血管につながるので効果的です。
また、採血をする腕や手を十分に温めることです。
血管をさすったり、温めたりして血管を拡張させることで採血しやすくなります。蒸しタオルで穿刺部周囲を温めます。

②水分を摂取する。
水一滴飲んでもいけないということはありません。朝から水を一滴も摂っていないと、血管も見えにくくなります。

③リラックスして受ける。
いつもより早めに床に就くことです。緊張している状態でも、採血がしづらくなります。これは採血される側の体の問題もありますが、採血をする方にも問題が生じやすくなります。
背筋を伸ばす
親指を中にして手を握っていただくと、血管も見えやすくなります。

「見つけにくい」と言うより「この辺から採ってます」と伝えることです。
刺す瞬間に体位を動かす、看護師にプレッシャーを与えるなど、失敗原因となる要素が多いようです。『いつもこの場所からとっている』などを教えてあげると太い静脈を見つけてもらいやすくなり、採血がスムーズに行えます。