驚愕!10代でも骨がスカスカ!?骨老化を予防する4つの習慣

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年をとると、代謝を支配するホルモンの分泌が変わってしまい、破骨細胞による吸収の方が多くなってしまいます。
このことで骨量が減少しはじめ、骨自体がもろくなってしいます。

骨は体内に存在する人体組織でもあり普段から見える部分ではありません。
しかし、骨は皮膚組織などと同様に確実に老化していく組織です。

骨粗しょう症になる恐わさは、
骨は、常に古い骨を壊す「破骨」と新しい骨を作る「造骨」により生まれ変わっている。加齢により破骨が造骨を上回ったり、カルシウムが不足したりすると骨内部がスカスカの骨粗しょう症となり、骨折の危険度が増します。
高齢の場合、骨折がきっかけで歩けなくなったり、寝たきりになってしまうことが多いようです。
骨粗しょう症は運動不足、ホルモンバランス、栄養の問題などが関係し若いころから長い時間をかけてじわじわ進行します。

実は若者も油断できず
20代、30代の特に若い女性たちに、骨がスカスカ状態の人が増えています。その原因は、慢性的なカルシウム不足と、無理なダイエットです。
運動不足や栄養吸収が悪くなる50代くらいからの症状とされていましたが、最近では10代の若者にも骨粗しょう症が増加しています。
骨の老化というと高齢の人のものと思われがちですが、最大骨量は20歳前後にピークをむかえ、加齢とともに減少の一途をたどります。

喫煙する人や栄養が偏っている人も要注意です。
タバコで歯が変色しやすくなるのはよく知られていますが、喫煙することで歯が弱くなったり、骨密度が低くなって骨がもろくなる可能性も高いようです。
インスタント食品やジャンクフードといった食塩やリンを多く含むものを過剰に食べていると、骨に必要なカルシウムなどの栄養素が不足するだけでなく、吸収されにくくなってしまいます。

予防策は、
1. 生活の中で体を動かす
造骨を促すためには、適度な刺激と負荷が必要です。ウォーキングやスクワット、片足立ちなど個人の体調に合わせて無理なく行うことです。
階段で昇り降りする、家事をしながらスクワットやつま先立ちをする、自転車のギアを通常より重くするなど、日常生活の中で体にすこし負荷をかけること手軽に行なえます。

2.カルシウムとビタミンDの摂取
カルシウム摂取量と骨量は比例するといわれています。カルシウムを骨にできるだけ多く蓄えるひとつの方法として、若いときにカルシウムをたくさんとることが大切です。
カルシウムの摂取量は1日あたり700ミリグラムです。
平均摂取量は成人女性481ミリグラム、同男性496ミリグラムと不足しています。カルシウムは体に吸収されにくい栄養素でもあり、もっとも吸収率の高い牛乳でも50%。吸収を高めるビタミンDをとることも大切です。カルシウムを摂取したら、一緒にビタミンDも摂取することです。
カルシウムの吸収を助けてくれる。ビタミンDは、しらす、いわし、鮭、にしん、さんま、ヒラメ、マグロのトロなどに多く含まれます。

3. 納豆を食べる
カルシウムを吸収したあと、骨に沈着させる必要があります。このために必要なのがビタミンK。納豆、パセリ、紫蘇、モロヘイヤ、明日葉、春菊、小松菜、ほうれん草などに多く含まれています。
ビタミンKは納豆に特に豊富に含まれており、納豆菌の作用によって腸の中でも作られる。納豆商品の中には「骨を強くする」という表示を認可された特定保健用食品もあります。

4. 太陽の光を浴びる
食事で体に入ったビタミンDは、日光のなかの紫外線で活性化します。適度な日光浴は骨のために必要なことです。
ビタミンDは皮膚が紫外線を浴びることで作られます。1日中家の中にいる人は骨の老化も進行しやすくなるのですよ。1日10~20分程度でいいので、紫外線を浴びることが大事です。

骨粗しょう症は気が付かない間に身体を蝕んでいるかも知れません。
若い世代の間に骨密度が少なくなった人は、将来重度の骨粗しょう症になる確率が高いと言われています。骨粗しょう症は予防するのが一番で今のうちから対策を取れば、予備軍の人もかなり骨密度が改善されるはずです。