Tweet
睡眠は人間が生きていく上で欠かせないものです。
世界中で日本人の睡眠時間が最も短く、平均6時間程度です。
すっきり気持ちよく目覚めるということがほとんどなく、日中も慢性的な睡眠不足感を感じている人が多いようです。
しっかり寝ているつもりでも実際は体や脳が休まっていないなんてことがあるんです。
寝てるつもりでも『寝不足』になっているようです。
睡眠リズムは、内時計によってコントロールされています。体内時計のズレによる睡眠障害は、睡眠の時間帯が狂ってしまうことで引き起こされるものです。
カラダは、この体内時計があるおかげで、朝になったら目が覚めて、昼間は活動し、夜になったら寝るリズムをつくり、保っています。人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、意識しなくても日中はカラダと心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。24時間周期で規則的にくり返される生理現象は、「概日(がいじつ)リズム」と言い、このリズムを調整する重要な役割を担うのが「体内時計」です。
体内時計は、血圧や血糖、ホルモン分泌、免疫力などを調整しているから、体内時計がうまくるだけでなく、生活習慣病になりやすくなります。さらに体内時計の乱れで
・高血圧
・糖尿病
・メタボなどの生活習慣病の発症リスクが増し、これらは不眠より怖い病気です。
体内時計を正常に保つために「光」と「暗闇」が重要となりまる。
「光」は体内時計をリセットする働きがあります。朝になり日が昇る頃には、メラトニンの分泌も減少しており、スムーズに起床することができます。
目の中に光が十分入ることで、その光が網膜視床下部路を通り、脳のなかの体内時計がある視交叉上核に伝わります。光の刺激が脳にインプットされて初めて、体内時計は正しいリズムを刻み始めます。
夜は強い光を避け、「暗闇」を大切にすることです。
夜になり暗くなると、体温は下がり、代謝量も落ち、それに対してメラトニンというホルモン(睡眠ホルモンとも呼ばれる睡眠を誘発してくれるホルモン)の分泌が劇的に増えます。
強い光を浴びると、眠りを誘導するメラトニンが分泌されなくなります。体内時計に影響する光は主に青色の光です。蛍光灯や白熱灯の光にも青色は混じっています。
夜間にルーライトを浴びると、私たちの体が徐々に睡眠へと向かう過程を妨げる原因になってしまいます。ブルーライトは体を活性化させる作用があるため、午前中は適量を十分に浴び、夜間は減らすことが望ましいです。