うつ病と症状がそっくり!副腎疲労症候群!?間違えやすい現代病

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誰でもあることですが
朝起きるのがつらい、体がだるいなど。
実は、
うつ病によく似た症状ですが、
最近では「副腎」の機能の低下が原因として考えられる場合があるようです。

仕事や育児などストレスが多すぎると、ぐったりしてしまうことがあります。
朝起きるのがツライ、なんとなく体がだるい、休日はお昼頃まで寝ている、
このような原因不明の疲れを抱いているひとは多いようです。

鬱のような症状ですが、
「副腎」の機能が低下しているようです。
副腎とは腎臓の上にある小さな臓器です。

人はストレスを感じると
副腎から坑ストレスホルモン「コルチゾール」を分泌します。
こうした慢性的な疲れの原因としてに増えている「副腎疲労症候群」は
ストレスにさらされた時、副腎から抗ストレスホルモンが分泌され、ストレスから心身を守ります。
副腎ホルモンの中でも最も重要なものは、副腎皮質から分泌される「コルチゾール」です。

ストレスを感じると副腎が分泌するコルチゾール
しかし、ストレスが続くと
副腎が疲弊しコルチゾール分泌が低下します。
ストレスに対抗できなくなってしまうようです。
副腎が疲弊し機能が低下すると、このホルモン分泌に危害が起こり
だるいや無気力感などの疲労症状がでてきます。
つまり
副腎疲労症候群とは、副腎から出されるコルチゾール分泌が低下し、ストレスに対抗できなくなったことです。

副腎疲労になると様々な症状が現れます。
身体疲労に加え、鬱病に似た症状も発症します。
さらに、
ガンのリスクも高まると言われています。

実は、
病院に行っても症状がうつ病に似ているため、
精神疾患として扱われてしまうこともあるようです。怖い
根本治療をしているわけではないので、症状が改善すればラッキーですが、多くの場合、望ましい改善効果は期待できません。副

腎疲労に悩む人の多くは、健康に見えるものの、
極度の疲労、身体疲労、精神疲労、脳疲労の全てに悩まされています。
朝に起きられない、行動するのに時間がかかるようになった、何をしても楽しくないなど
午前中に仕事に集中できない、すぐにパニックになるなど、色々な症状があります。

では、
副腎疲労を改善するにはどうすればいいのでしょうか?
残念ながら薬では治りません。
疲弊した副腎を回復させるには、自らの生活を見直してストレスを溜めないことです。

副腎は小さな臓器で、疲れるのも早いですが、
食事や生活リズムを正常に戻すことで、回復も早くて3か月程度です。
ちなみに
白砂糖と精製された穀物を避けることです。
副腎疲労の場合、血糖値を安定させるのが大切です。
血糖値を急激に上げてしまうと、インスリンが過剰に分泌され血糖値は下がります。
下がりすぎを抑えるために副腎はコレチゾールを分泌しようとします。
副腎を休ませるために、砂糖や精製された小麦粉などを使った食品は控えるようにしましょう。

代謝の時は、すでに枯渇した身体回復、
維持に必要なビタミンやミネラルがさらに失われることになります。
まさに副腎疲労の人にはダブルパンチです。

コーヒー効果は?
元気がでないためカフェインを摂取しているという方も多いと思います。
副腎疲労でコルチゾールが正常に分泌していない場合、夜になると元気になる人が多い。
元気になったからといって夜更かししているようでは、副腎はさらに疲弊してしまいます。
睡眠はしっかりとるようにしましょう。

しかし、カフェインは副腎にとっておおきな負担になっているようです。
最初はつらいかもしれませんが、カフェインの摂取は控えるようにしよう。

コーヒーは、エネルギーを与えるかも知れませんが、副腎からアドレナリンの放出を誘発することによって行われます。
夜更かしをせず十分睡眠をとること
コルチゾールは、一般的に起床時に最も高い数値で、時間の経過とともに数値は徐々に低下していきます。
副腎疲労の人は、夜10時~11時くらいに元気になってくる人が多くいます。
これはコルチゾールの分泌時間(体内時計)がズレているためです。
副腎を休ませて体内時計を戻すためにも、夜10時までには必ず就寝してください。

塩分は、
控えめと聞くと健康的なイメージがありますが、
副腎疲労を患っている場合、体内ではナトリウム不足に陥っています。
適度な塩分を摂取することで疲労感を和らげる効果があるそうです。
人によって飲むタイミングはそれぞれですが、
小さじ1/8~1/4程度の塩を200mlの水に溶かして飲むと、やる気が出たりします。
やはり
バランスのよい食生活を心がけるのが大事です。
副腎をいたわるにはバランスの良い食生活を心掛けることです。
マグネシウム、ビタミンC,ビタミンBなどは副腎の回復に必要とされる栄養素です。

不足しがちなものを補うようにすれば副腎の回復に役立つとされています。
たんぱく質、野菜・果物をたくさん取って、睡眠時間の確保や昼寝の活用など
人間らいしい生活をすることが大事です。