布団をパンパンはNG!正しい「布団の干し方」

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布団・寝具は睡眠の質に大きく影響します。
質の高い睡眠のためには、
自分に合った、寝心地の良い布団が大切です。
布団、枕、着ているもの、環境などが睡眠に大きく影響します。

布団の中で人生の3分の1を過ごすと言われるます。
睡眠をとりまく環境を整えることは快眠のための必須条件です。
寝床内環境をつくる寝具選びは、よく眠るために重要なポイントです。

でも、正しい布団の干し方は意外に知らないです。
正しく干さないと、布団の寿命を縮めてしまうことになります。

布団を干す時のちょっとしたコツは
干す時間は、もちろん晴天。冬なら朝10時ぐらいがベターです。
人間は、寝ている間にコップ1杯分の水分を身体から出すと言われますので、
湿気対策としても、カラっと晴れた日には布団を干すことが大事です。

また、多くのダニは
60度以上で死滅することから、
濃い色のカバーに入れて干し布団内部の温度を上げるとさらに効果的です。
時間帯は午前10時~午後2時ごろで日光のいちばん強いときがいいようです。
はじめに干す面は、
湿気がたまりやすい敷布団の下の面を太陽に向けます。
日焼けを防ぐために、干すときはカバーやシーツで覆うことです。
黒など濃色の布をかけて干すと、直射日光を早く吸収し、高温になるので乾きやすくなります。

午後12時にひっくり返して、14時までがベストです
布団は、湿気を吸いやすいので夕方まで干すとかえって湿っぽくなります。

片面だけを干すのではなく、
途中で裏返して両面を日に当て、しっかり乾燥させるのがコツです。
面倒でも、表裏両方干すことがベターです。
午後3時を過ぎると、空気中の湿気が多くなるので注意しよう。

実は、
布団を叩くのはダメです。

よくやる光景ですが、
叩くことによって中綿もボロボロになり、保温力・透湿性も低下します。
ダニの死骸やフンが表面に浮き出て肌に付着したりするそうです。
たたいて出てくるホコリのほとんどが布団の中わたのちぎれた繊維です。
また、
布団の中のダニの死骸やフンを砕いて拡散させてしまいます。
古くなったストッキングを布団叩きの先に巻けば、静電気で埃が取れます。
布団たたきに使い古したストッキングをかぶせて軽くなでるようにすれば、
静電気で布団についているほこりがよく取れます。
干したあとに掃除機で吸い取れば、さらに安心・安全です。

また、
雨の日や外出時は、布団を「浮かせて」おくことが大切です。
洗濯カゴや、椅子2脚にかけておくだけでいいです。
エアコンをドライ設定で動かしたり、扇風機を回すとより効果的です。

それも無理な場合は、出掛けるまでに布団を広げておくことです。
窓を開け放した部屋にふとんを広げておくだけでも、ある程度湿気を逃がすのに効果があります。
起きて直ぐに布団を上げるのでなく、布団をひろげて湿気を取るだけでも大丈夫です。