解決できない漠然とした不安!?繰り返し襲ってくる?原因と対処法



毎日の生活の中で漠然とした不安を感じているひとはいると思います。

12月くらいから突然漠然とした不安や、震え、吐き気、動悸があったりとかよく聞く不安は、将来や仕事に対する不安
などです。会社の先行きに関する不安や、会社員としてやっていけるだろうかという不安が多いようです。

確かに、我々は小さい時から敷かれたレールの上を歩いているので、急に一人暮らしを始め自由になったような時は不安を感じやすくなった覚えがあります。
不安というのは、何かを恐れているときに沸き上がる感情です。
自分が何を恐れているのかがわかれば、わけのわからない不安は、わけのわかる不安、つまり対処可能な問題となります。

考えた所でどうなる問題ではありませんし、妄想が入っています。
実は、
私たちの漠然とした不安の、実に9割がこれに当てはまります。
だから、妄想をする癖がある人に多いようです。まずは妄想する癖をやめるようにした方がいいです。
過労、ストレス、睡眠不足、かぜひきなど、一般的な身体的悪条件がきっかけで発症することもあります。

原因は、元々の脳の脆弱性です。
アレルギー体質と同じように、脳の構造上の機能の問題であることが、科学的に裏付けられてきました。そして、生まれ育った環境や、ストレスを受けやすい生活が影響しています。

元々持って生まれた脳の癖が影響している場合が多いようです。よって、完全に治すというスタンスではなく、上手に付き合っていくという方向で症状と付き合っていくようにするといいようです。

日常生活上のさまざまなストレスを背景に、いつのまにか発症しているというのが普通です。全般性不安障害はもともと神経質で不安をもちやすい性格の人に多くみられ、女性に多く、男性の倍以上といわれています。
日常生活におけるさまざまなストレスがきっかけとなって、通常以上の強い病的不安が長引くことがあります。
これは全般性不安障害と呼ばれています。

特別な理由もないにもかかわらずパニック発作と言われる急性の強い不安の発作を繰り返すもので、これはパニック障害と呼ばれています。

外傷後ストレス障害は、生命に関わるような出来事を体験した後、その光景を何度も繰り返し思い出す、悪夢にうなされる、びくびくと不安・緊張の強い状態が続くことです。

感情は脳がコントロールしています。そして不安という感情は脳の興奮と関連していることが多いとされています。
確かに落ち着いてリラックスしている時は不安感を感じません。不安症状を取り除くには、脳の異常な興奮を抑えることが有効です。
脳の興奮を抑えると結果的に眠気が起こるので、処方される睡眠薬の多くは抗不安薬や精神安定剤という種類の薬だそうです。
過度の興奮を静める神経伝達物質ニューロンを沢山持っていると、脳の過剰な興奮を抑制することに繋がり、不安感を抑制することが出来ます。

不安感を改善する方法としては、
不安が大きすぎて何も手に付かない状況になってしまっている場合は、一旦不安に思っていることをすべて忘れ、気にしないで前向きに考え直してみるといいです。
その不安を一旦受け止め、その後考えるのをやめて目の前に行動を淡々とこなすというトレーニングが有効です。
全ての不安が現実になるわけではありません。 不安の8割は実際に起こらない、と言われています。つまり不安の8割は妄想、無駄ということです。

つまり不安やその原因を探る妄想は無駄だということになります。

そして、
睡眠を6~8時間はとることです。バランスのいい食事をとりストレスの少ない生活を心がけて、あまり無理をしないことも重要だということです。

脳がオーバーヒートを起こさないためには、日頃の規則正しい生活習慣がとても大事になります。
不安を感じるときはあまり追い込まず、まずは心をなだめて、しっかり眠るようにすることです。
自分を追い込みすぎると神経を高ぶらせて更に不安感が増してしまいます。取りあえずあまり気にしないで規則正しい生活を送るように心がけることです。

一番良くないのが
不安になりやすい最大の要因は、自分の状態が、何が何だかわからないからです。
わからないままでは、ますます不安になるだけです。
よって、なるべく早く医療機関を訪れたり、色々な人に相談するなどして不安の原因を特定することが求められます。
しかし、こういう疾患があって、こういう治療法があるのかと、自分の症状のことを理解するだけでも、落ち着いてくるものです。
理由が分かると脳の興奮性は驚くほど低下するということが分かっています。誰でも問題が解けないとイライラして興奮気味になりますよね。この状態が不安障害にも関連しています。
もちろん、
脳もある程度の無理は効きます。同じような過重労働であっても、
「自分が成長できる」
「金銭的に余裕がある」
「希望が持てる」などの環境が持てれば、生き生きと生活していくこともできます。

脳の興奮性は、下向きなエネルギーが強い時に増す傾向にあります。よって、常に前向きな思考を心掛けることである程度回避することが出来ます。

運動も効果的です。
体を動かすことで、新しい神経細胞が生み出されることを明らかにした。それにより、運動は勉強や集中力の助けとなります。
運動が脳の同じ部位に落ち着きとリラックスを与えてくれることを明らかにしました。

あまり激しい運動は避け、様子を見ながら運動量を増やしていくようにします。