死ぬまで治療!?『痛風』の怖さ実感!

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痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状です。
放置すると腎臓が悪くなったりする重大な病気でもあります。
痛風は、
生涯治療が必要な病気ですが、
実は、
高齢になると高尿酸血症が改善されたり、痛風発作を起こすことが少なくなるため
治療を中止することが可能となる可能性があります。
30、40歳代の患者さんにとっては、数十年という先の長い治療が必要ということになります。

男性は、体質的に痛風になりやすものです。
痛風の原因である尿酸の血液中の濃度が女性では男性より低いため、男性のほうが発症しやすいものです。また体の仕組み的に男性のほうが発症しやすいらしいです。
直近では、11万4000人程度の患者がいるようです。

前兆・違和感としては、
仕事も趣味も、バリバリと活動的にこなすタイプの人に多く見られるため
ストレスをためやすい几帳面な性格の人が発症しやすいといわれ
足の親指の付け根に現れることがほとんどです。
・関節に痛みや熱もったような感じがする
・チリチリ、ムズムズする
・違和感がある
痛風発作の代表的な症状は関節部分のはげしい痛みです。
その大半は足の親指のつけ根に起こります。
そのほか、足の甲、ひざやくるぶしの関節、まれにひじや手指の関節にあらわれることもあります

風が吹くだけでも痛いと言われる激痛
ですが一時的なもので、長くても1~2週間しか続来ません。その後は何事もなかったかのように痛みが治まってしまいます。

実は、
痛風は普段のちょっとしたケアで防ぐことができ
前兆症状を自覚したときは、コルヒチンというお薬を1錠だけ服用すると、発作を予防または軽減することができます。
前兆が発作へと変わり激痛が始まってしまうと、このお薬はほとんど効果がないようです。
そこで
おかしいなと感じたらすぐ病院へ行くべきです。
ストレスをためると、体内の交感神経が刺激され、血圧が上がったり、コレステロール値つまり血液に溶けている脂質や血糖値が上がったりするため、適度にストレスを発散します。
ストレスから暴飲暴食につながる可能性もあるので注意が必要です。
激しい運動をしてしまうと逆に尿酸値は一時的に上昇してしまうため、
意識的によく歩くなどして、適度な有酸素運動を日常生活に取り入るいいようです。

食事は、ビールだけじゃなく、効果的な食事を摂ることで痛風を防ぐことができ
アンキモや白子、レバーなどが特にプリン体の割合が多くビール大瓶の6倍近くを占めます。
その他にもステーキや、カツオの切り身、アジの干物なども高めです。
コーヒーを毎日4杯以上飲む人たちは、全くコーヒーを飲まない人たちに比べて、
痛風の発症リスクが40%も下がることがわかっています。
さらにコーヒー牛乳やカフェラテの方が尿酸値を下げる効果があるようです。
大根やごぼう等の根菜類、かぼちゃやほうれん草などの緑黄色野菜、ひじきやワカメなどの海藻類、ジャガイモやサツマイモなどのイモ類は、尿酸値を下げてくれれます。
実は、
お酒は飲んでも平気ですが、アルコールはそれ自体に尿酸値を上げる働きがあり、アルコールを飲む人の痛風発症リスクは、飲まない人の2.5倍といわれています。プリン体の多いビールだけでなく、焼酎やワインも適量を心がけることが大切です。
どうしても飲みたい場合はウイスキーやワイン、焼酎などがいいです。

プリン体はうまみ成分物質であり、この成分を多く含む食品を大量に摂取すると体内の尿酸値が高まり痛風や、高尿酸血症の原因になるといわれています。