甘く見ると慢性する蓄膿症!臭いの症状・原因

Pocket



蓄膿症は、副鼻腔炎の俗称です。
鼻の奥に膿がたまることです。

副鼻腔の場所は、鼻の穴につながっている、骨の中にある空洞のことです。
副鼻腔は思っているより広く
鼻の穴のイメージから想像されるより、副鼻腔は広くて複雑な形をしているます。
膿が一度溜まってしまうと取り除くのに苦労することもあります。

蓄膿症の分類
1.急性副鼻腔炎
風邪などの炎症が副鼻腔に入り込んで起こる、蓄膿症の初期症状です。
この段階で正しい治療を行うことが、長引かせないために必要です。

2.慢性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎が慢性化し、治りにくくなった状態です。
また、鼻水にいつも黄色っぽい膿のような物が混じるようになります。

3.好酸球性副鼻腔炎
ぜんそくが原因で起こる蓄膿症の一種で、鼻ポリープが多数できることが特徴です。

蓄膿症の原因
1.炎症による膿
副鼻腔炎(蓄膿症)で
風邪やアレルギー症状による鼻の炎症が、副鼻腔に広がることで膿ができることが蓄膿症のはじまりです。

2.悪循環する
膿がすぐに排出されなかった場合、副鼻腔の粘膜が膨れ上がるなどし、さらに治りにくくなります。

3.体質
骨格の構造上、副鼻腔に膿が溜まりやすくて蓄膿症になりやすい人もいます。家族に蓄膿症の人が多い場合などは、注意したほうが良いでしょう。

蓄膿症の症状
1.鼻詰まり
鼻が膿で圧迫されて息が苦しくなったり、鼻がうまくかめなくなったりします。

2.頭痛
これがたまりません。
頭や鼻のあたりにの重い感じを感じるようになったり、慢性的な眼の奥や頭痛が起こったりします。

3.においや鼻水
膿が発する変な臭いを感じたり、鼻をかんだときに黄色っぽい膿が混じるようになります。

悪化すると脳腫瘍にもなりがちで
蓄膿症は、放置すると炎症が脳の方に広がっていき、最悪の場合死に至ることもあります。

蓄膿症の治療
1.保存療法
蓄膿症は、軽い場合は原因を取り除いて自然に膿を排出させることで治ります。

2.抗生物質
膿の原因になる細菌に対する抗生物質を、計画的に服用することで安全に治すことができます。

3.内視鏡手術
現在主流の内視鏡手術は、手術といっても主に内視鏡を使って膿をきれいに取り除くもので、跡も残りません。

4.予後が大事
蓄膿症の治療は半年から1年に及ぶことも多く、症状が軽くなったからと言って甘く見ず、しっかり完治させることが重要です。