トイレの蓋がこんなにも重要なんて!?部屋中に拡散かも?

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トイレ使用後、自宅のトイレでさえ、ふたには触れたことがないという方もいるかもしれません。トイレのフタをせずに水を流すと尿便の菌が2メートル近く飛ぶようです。尿弁に病原菌が含まれていた場合、誰でも、トイレを流したときに広がる霧状の水から感染する可能性もあります。
トイレを流すときに、多くの病原菌が広がることを
「トイレット・プラム」と言うようです。
蓋を開けたまま流すと、90分経った後でも、個室内の空気中に菌が検出されます。ふたを閉めた状態で流すと、便器内の空間では菌が確認されたものの、空気中に舞う量はふたが開いている時とは比べものにならないほど減少しています。ユニットバスを使っている人は歯ブラシにも注意です。
一人暮らし向けのワンルームマンションによくあるお風呂とトイレが一緒になったユニットバスですがユニットバスの場合、歯ブラシを置いている位置まで飛んでいるということもあります。
ユニットバスに置かれている歯ブラシはこのバクテリア群に汚染されている可能性が高いです。
食器類をトイレに保管しないのと同じく、歯ブラシもできるだけトイレから離れた場所に置くようにすべきです。

歯ブラシは細菌の温床かもしれません。歯ブラシすべてから、食中毒やさまざまな疾患を引き起こす大腸菌までも検出されているようです。
どんなに一生懸命歯を磨いても、歯ブラシ自体が汚いのでは意味がありません。歯ブラシは濡れたままだと、細菌が繁殖しやすくなるので、日頃からよく乾かすようにすることです。

おなかを下したときにも気を使いたいトイレの使い方です。
少なくともウイルスに感染している時は、ふたを閉めて流すようにするべきです。便によって人から人に感染しやすい、ノロウイルスなどにかかっている場合は、特に注意です。
それでも菌は少し残ってしまうが、1度流した後に散らばったものをまた水に沈めるためには「2度流し」が効果的です。自分の菌を、大切な家族などにうつさないためにも、便器のフタを閉めることが大切です。
また、
トイレの掃除用具の使い方も大事で
トイレの中で雑菌が一番多い場所が「トイレブラシ」で、便器の中や便座と比較しても圧倒的です。
ブラシを使用したあとに、思い切った水切りをすると汚水をまわりに飛び散らすということもあります。こうした被害を防ぐためにも、トイレブラシはいつも清潔であることが大切です。ブラシを日光消毒して十分に乾燥させ、それから保管することが必要です。