Tweet
ウコンは、香辛料、着色料、生薬として用いられるショウガ科ウコン属の多年草です。国内ではおもに沖縄、奄美、鹿児島などで栽培されています。
カルシウム・鉄・カリウム・亜鉛・セレニウムなどの天然ミネラルや食物繊維を豊富に含み、主に肝機能を高める効果があります。
肝臓を助けてくれるウコンとは、
今やウコンと聞けば「二日酔い」という認識が一般的です。主成分であるクルクミンにはアルコールの分解を行う酵素を補助する働きがあります。二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを体内に残さず、二日酔いによる体の不調を予防してくれます。
ウコンの黄色い色素であるクルクミンには胆汁分泌促進作用があり、体内の有害物質の処理能力を強化する効果があります。
がんや動脈硬化の予防にもなります。
健康効果が高いウコン
・胆汁の分泌作用
・唾液の分泌作用
・胃液の分泌作用
・強心作用
・潰瘍の増殖防止
特に、ウコンに含まれている｢クルクミン｣には、ガンの発生や促進を抑える機能を助ける作用があります。
脂肪代謝を促進する働きにより、高血圧、高脂血症、動脈硬化等を予防し、脳卒中、脳梗塞等の脳血管障害や心筋梗塞等の心臓病の予防や後遺症にも効果が確認されています。
唾液や胃液の分泌を促し、胃腸の働きを良くしてくれる働きがあります。慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍などに効果があります。
肝臓のはたらきが弱くなると、有害物質が肌に溜まってメラノサイトを刺激するためメラニン組織が活性化し、肌のシミの原因になるといわれています。
肝臓を元気にするウコンは美肌・美白にも効果的です。
ウコンに含まれる食物繊維は、適度に腸を刺激し、体内の有害物質を便とともに排出します。この働きは便秘の解消にも有効です。
食物繊維は水分を吸って膨らむ性質があるので、満腹感が得られてダイエットにも効果的です。
いつ飲めば効果的か、飲むタイミングはお酒を飲む前か後かは定説がありません。お酒の前に二日酔い予防として、ドリンク剤や錠剤を飲む人は多いようです。
基本は、お酒を飲む前でＯＫです。
食前に、それも酒を飲み始める1時間前くらいに飲んでおくと、翌日に残りづらいし、二日酔いもそれほどひどく出ないようです。”ドリンクタイプのウコンを摂取する場合、直前に飲んでも体内に浸透しやすいようです。胃のぜん動運動も助けるため、飲酒前がオススメです。また、飲酒後は早めに飲むことです。
錠剤や顆粒は、悪酔いしてしまったときや、二日酔いになりそうなときには、後からでもウコンを飲んでおくと、ラクになります。錠剤・顆粒タイプの場合ですと、口に入れて体内に取り込まれるまである程度時間がかかりますので、30分～1時間前がベストです。
二日酔いの原因は人それぞれです。アルコールもウコンも大量摂取は逆効果です。二日酔いに良い療法はないため、適量を守るように気をつけることです。
