喫煙家庭の子供は虫歯の可能性2倍以上に!?

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成人男性の平均喫煙率は30.3%のようです。男女計で19.9%です。

生後4カ月での受動喫煙の状況と、3歳時点で1本以上の虫歯や歯の欠損、治療歴があるかどうかを調べたら
家族に喫煙者がいるこどもは55.3%、
家族に喫煙者がいないこどもに比べて虫歯になる可能性は1.46倍であることが判明しました。
面前で吸われる環境にあった子では2.14倍に高まったといいます。
副流煙といって、たばこの外に出てくる煙にも有害物質が含まれているためで、
その煙を吸ってしまうことを”受動喫煙”といいます。

受動喫煙によって唾液の成分が変化し、虫歯の原因菌が集まって虫歯ができやすくなる可能性が示されています。

コチニン濃度が0.05ng/ml以下の小児に比べ、
コチニン濃度0.05~0.2では未治療の虫歯の検出率は1.3倍、コチニン濃度0.2~1.0では2.2倍、1.0以上では2.3倍となっていました。
風邪と同じように、ニコチン依存症という病気を意志の力だけで治すことが難しいです。
禁煙に成功するためには、
たばこが体によくないという理解と、
たばこはもうやめようというきっかけがまず大切です。